装丁の仕事

竹岡一郎句集「ふるさとのはつこひ」近日発売で見本が届きました。

 透明なカバーを外して開くとこんな感じ。



中にも絵があります。


依頼が来た時、このタイトルに自分の絵でいいのか?と思いましたが、内容は割と近い世界もあるような奇妙な句集でありました。

一部を紹介。

    
     あめふらし愛づるに突如融解す

     

     赤蟻の煮え熔くるごと群がりぬ

     

     鱈割けば朝焼色の卵湧く

     

     少年は兎飼ってもすぐ死なせ

     

     抱きをればだんだんもがき出すむじな

     

     祭あと市電がへんなもの撥ねる

     

     乳に蛸載せて行き交う女たち









ふらんす堂  定価2500円+税










今日は呑んでしまいました....。また振り出しです。